コラム

コラム

コラム

ホーム > コラム > 「60歳まで出せない」から老後資金になる~企業型DCが結果的に長期投資になる理由~

2026.01.27投資、運用

「60歳まで出せない」から老後資金になる~企業型DCが結果的に長期投資になる理由~

老後資金の準備と聞くと、「いつ始めればいいのか」「途中で使えなくて不安」と感じる方も多いのではないでしょうか。企業型DC(確定拠出年金)は、原則60歳まで引き出せない制度ですが、その“縛り”こそが、結果的に資産形成を成功に導く大きな理由になります。当コラムでは、企業型DCがなぜ自然と長期投資になり、老後資金づくりに適しているのかを分かりやすく解説します。

・・・・・・・・

目次

1.「出せない」のに「助かる」という一言

2.「出せない」から自然と運用が長くなる

3.DCは老後資金を守るための社会インフラ

・・・・・・・・

1.「出せない」のに「助かる」という一言

先日、企業型DCの導入を検討している会社で、従業員向け説明を行った際のことです。
質疑応答で、説明会参加者のSさんがこう言いました。

「60歳まで引き出せないのは、むしろ助かりますね」。

企業型DCについて説明すると、「途中で使えないのは不安だ」「自由度が低い」という声が多く聞かれます。その中で、こういう言葉を聞くことは珍しいです。
ですが、この一言には本質があります。老後資金づくりが難しい最大の理由は、「増やし方」以前に、「老後まで残しておくこと」自体が難しいからです。

日々の生活の中で、住宅、教育、レジャー、予期せぬ支出など、目の前のお金の使い道はいくらでもあります。老後のために取っておくつもりでも、途中で使ってしまうのが人間の自然な行動です。Sさんの「助かる」という感想は、企業型DCが「老後資金としてしか使えないお金」を意図的につくる制度であることを、直感的に理解したものだったのでしょう

 

2.「出せない」から自然と運用が長くなる

老後資金づくりにおいて大切なのは、最初から「長期投資をしよう」と気合を入れることではありません。現実には、相場の上下に感情が揺さぶられ、判断に迷い、途中でやめてしまうことの方が多いのです。

企業型DCは、こうした人間の弱さを前提に設計されています。60歳まで引き出せない仕組みは、老後資金を生活資金や一時的な欲求から切り離します。企業型DCの中では運用商品の見直しや売却はできますが、資産そのものを引き出すことはできません。

つまり、相場が気になっても「やめてしまう」「使ってしまう」という選択肢が最初からない状態です。この“途中でゴールを変えられない”仕組みが、相場の変動に過度に反応することを防ぎ、結果として資産を守ることにつながります。

さらに、拠出が給与から自動的に行われるため、積み立てるかどうかを毎月悩む必要もありません。いつ始めるか、今はやめるべきかと迷う必要もないのです。こうして老後資金は制度の中で隔離され、時間をかけて運用されます。結果的に、自然と「じっくり運用される状態」、つまり長期的な運用が実現するのです

 

3.DCは老後資金を守るための社会インフラ

従業員にとって企業型DCは、老後資金づくりを意志や金融知識に頼りすぎずにできる仕組みです。「老後のために投資をしなければ」と自分を律さなくても、制度に参加しているだけで老後まで使えないお金が積み上がります。その過程で資産は時間をかけて運用され、結果として長期的な成果につながります。

また、企業にとっても、企業型DCは単なる退職金制度ではありません。従業員の将来不安を軽減し、安心して働ける環境をつくる制度です。拠出額以上に、「老後資金を老後まで守る仕組み」を提供している点に、企業型DCの本当の価値があります。

企業型DCは、長期投資を目指す制度ではありませんが、老後資金を確保しようとした結果、自然と長期投資ができてしまうという素晴らしい社会インフラだと言えるでしょう。ぜひ、多くの方にこのインフラを活用してほしいと私たちは思っています。

 

これまで企業型DCはコストが高く、大企業でないと導入が難しいと言われてきましたが、弊社では小規模法人向けに低コストで提供しています。企業型DCの導入でお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。役員や従業員の皆さんの自分年金づくりを一緒に進めていきましょう!

 

 

資料請求

お問い合わせ

法人担当者の方 050-3819-6019

法人担当者の方 050-3819-6019

営業時間 平日 8:45 ~ 17:30

※クリックすると電話を発信できます

メールでのお問い合わせはこちら

お問い合わせはこちら

pagetop