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2026.02.24公的年金

知って活用してトクをする制度の魅力

「分からない」で止まらずに、一つ一つ「知るための行動」が未来を明るくする!

現在は技術が進歩したおかげで、昭和、平成の頃と比べると格段に情報収集できる環境があります。インターネットを通じて手軽に情報収集できる一方で、得られた情報の良し悪しは自分で判断しなければなりません。そのため、新しい情報を基に行動することを躊躇してしまう感情は理解できます。それでも「知っている」と「知らない」で行動するのとでは、その後の人生に大きな違いを生じさせてしまうという重みがあります。

私たちの生活に身近なところでは、小売店のセール情報があります。事前にセールの情報を知っていれば、同じ商品をおトクに入手することができます。「○○%OFF」や「○割引」などおトクに商品を入手した時の高揚感が好きな方は多いのではないでしょうか。

では、「数十万・数百万円単位」でトクをする情報があると知ったら皆さんはどうでしょうか?そんな旨い話はない?何かの詐欺ではないか?そういった疑いの声が聞こえてきそうですが、それは、得体の知れない投資詐欺のような話ではなく、国が提供している「確定拠出年金」という制度によってもたらされるおトクです。

確定拠出年金制度(DC)は、日本では2001年10月に導入されました。この制度は、主にアメリカの401(k)プランをモデルにしており、企業型と個人型の2種類があります。確定拠出年金は、加入者が自らの責任で資産を運用し、その成果に基づいて給付を受けられる仕組みで、制度普及のためにも様々な税制の優遇が設けられています。

確定拠出年金制度を利用されている方は2025年3月末時点で約1,225万人※と全国民の1割程度にとどまっています。なぜ「数十万・数百万円単位」でトクをする制度であるにもかかわらず普及しないのでしょうか?この点について考察していきたいと思います。
※運営管理機関連絡協議会 確定拠出年金統計資料(2025年3月末)より

そもそもなぜ「数十万・数百万円単位でトクをする制度」を国が提供しているのか?

制度の導入背景には、日本の少子高齢化が深刻化していることがあります。その影響で公的年金制度は給付水準の引き下げや支給開始年齢の引き上げを余儀なくされ、将来の年金受給に対する不安が高まりました。そのような状況下で、アメリカに倣い個人が自助努力で老後の生活を支える必要性が強調されたことから確定拠出年金制度の導入に至りました。

要は公的年金制度の根幹を担っている人口動態に変化が生じて制度の持続性が揺らいでいることから、国が制度を通じて国民に対して「税金を優遇する制度を提供するから自分で老後に向けて備えてね」というメッセージ発信しているということです。

「数十万・数百万円単位でトクをする制度」はなぜ普及しないのか?

まず一つ目に、当制度そのものを知らない方が多くいらっしゃるということが挙げられます。そのため、まずは多くの方にこの有利な制度を知ってもらうことが肝要ですが、制度を提供する金融機関にとっては、あまり大きな利益を見込めるサービスではないため、NISA制度等に比べて、広告宣伝が少なく、一般の方の目に留まりにくいという実態があります。

二つ目に、この制度が非常に分かりにくい点が挙げられます。繰り返し記載している、「数十万・数百万円単位」でトクをするというのは、1回の効果ではなく、制度を継続利用することによって積み上がっていく仕組みです。具体的には、制度を利用することで、私たちが納めている所得税等の税金の一部が免除されることによって手元に残るお金が増える節税効果が期待できます。ただ、これには、実際の所得や掛金額によって効果に差があり、自身で確定申告をする機会の少なさから、実感を得にくいという側面があります。

そして三つ目に、当制度を知って利用しようとした際にネックとなるのが、「途中でお金を引き出せない」という点です。確定拠出年金制度は、老後生活の資金確保が目的である制度で、そのために、各種の税制優遇措置が採られています。またその目的に則して、原則として一度拠出したお金は60歳になるまで途中で引き出すことができません。
しかし、この点については、向き合いかた次第でプラスに捉えることができます。引き出せないということは、資産の流動性が制限されるため、一見するとデメリットに思えますが、長期間にわたって非課税で運用効果も享受できると考えると、老後の資金づくりにおいて、これほど有利な仕組みは他にないと言えるでしょう。

日本ではまだまだ「投資」が普及している状況とは程遠く、ギャンブルや怖いなどのイメージから敬遠される方も少なくありません。しかし、確定拠出年金の運用商品には元本保証の定期預金も含まれているので、大きくリスクを取ることなく節税効果の恩恵のみを受けることも可能です。

苦手意識を持たず始めれば、そのメリットを受け続けられる!

「確定拠出年金は制度が複雑で手続きが大変そう」。
確定拠出年金の話をするなかで、このような声を多く耳にします。個人の方に限らず、企業の方の中にも、「確定拠出年金=難しくて面倒」というイメージが先行しているようです。確かに、新たに始める場合は覚えなければならないこともあります。また、企業型の確定拠出年金に関しては役所の認可が必要なため、導入までに各種規程の整備など必要な手続きもあります。しかしながら、利用開始のハードルをクリアすれば、それに見合うだけの見返りを受けられるでしょう。そのため、個人の方も企業の担当者の方も、苦手意識を持たず、まずはフラットな目で制度について考えてみてはいかがでしょうか?

これまで企業型DCは大企業ではないと導入が難しいと言われてきましたが、現在では導入のハードルも下がり、一人法人も利用されるようになりました。弊社の企業型DCは小規模法人向けに低コストでスピーディーな導入を心掛けています。企業型DCの導入でお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非お声がけください。一緒に役職員皆さんの自分年金づくりを進めていきましょう。

 

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